枸杞子(クコシ)

不老長寿と目の生薬「枸杞子」

枸杞子(クコシ)とは、「クコ」という植物の実のこと。杏仁豆腐の上にある赤い実や、健康食品では「ゴジベリー」というドライフルーツ(スーパーフード)でも親しまれています。

原産は中国で、日本でも空き地や河原、海岸などに自生している赤い色が特徴の実です。

枸杞子は、中国では古くから「不老長寿の薬」として、主に心身症を予防する生薬に用いられています。

その考えは日本でも広まり、平安時代には貴族が愛飲していたという記録が残っています。

また、枸杞子には目にも効能がある薬としても知られており、長期間服用を続けると視力の向上や老眼になりにくいといった効果もみられるようです。

枸杞子の効能

緑内障や白内障などの目の疾患に対して、枸杞子は有用だとされています。

枸杞子には、副交感神経に刺激を与える作用があるとされ、これにより血管の拡張や血流の改善、さらに血圧を下げる効能があるといわれます。

これらの作用は、緑内障患者において房水の排出を促すことになり、眼圧の低下にもつながると考えられます。

また自然治癒力を高める効能もあり、視神経を強めることや、眼精疲労の改善、目のかすみの改善なども期待されます。

枸杞子の有効成分

枸杞子にはビタミン類やそのもととなる成分、鉄やカルシウム、ミネラル成分、フラボノイド類が豊富に含まれ、血管の強化や神経系を正常に保つ効果、精力増進なども効果があるといわれます。

カロテノイド

カロテノイドは、体内に吸収されるとビタミンAに変化し、網膜細胞の保護など目の疾患予防に効果を発揮します。

ルテイン

網膜のまわりを構成する主要な物質。緑内障や黄斑変性などに有用だとされています。

ゼアキサンチン

こちらも目の網膜に存在する物質。抗酸化作用があるとされ、緑内障のような加齢によって起こる目の疾患から守ってくれる成分だとされています。

フラボノイド類

抗酸化作用の強いフラボノイド類。活性酸素の除去や毛細血管の強化などのはたらきがあり、目の健康をサポートしてくれます。