ツルレンゲ

視神経細胞の弱体化を防ぐ「ツルレンゲ(沙苑子)」

ツルレンゲは、マメ科の多年生植物です。この種子を、漢方では「沙苑子(シャエンシ)」と呼びます。

ツルレンゲ(沙苑子)は滋養強壮と老化を抑える効果があるとして、古くから用いられてきました。

また、緑内障など目の疾患や視力低下に対しても有効だといわれています。

この目の疾患に対しての効能について、最近の西洋医学の研究でも解明されつつあります。

ツルレンゲのエキスを投与することにより、視神経細胞にダメージを与える要因(ストレス、高血圧、活性酸素など)を抑制し、視神経細胞の変性が起こりにくくなったという結果が出ています。

視神経細胞の障害によってもたらされる緑内障についても有効だとして、注目を集めている成分です。

ツルレンゲ(沙苑子)の効能

上記のように、ツルレンゲ(沙苑子)には緑内障や白内障などの目の疾患、視力低下などに効能があるとされるほか、肝臓や腎臓の機能をたすける効果や立ちくらみの改善などの効能があるといわれています。

ある研究機関の実験によると、ツルレンゲの成分とブルーベリーの成分とで視神経細胞へのダメージを比較したところ、ツルレンゲの成分のほうがダメージが少なかったそうです。

この実験結果では、ツルレンゲが視力低下・緑内障などの予防効果が期待できると報告しています。

ツルレンゲ(沙苑子)の有効成分

ツルレンゲから抽出した成分に「ツルレンゲエキス」というものが、最近注目を集めています。この成分は、視神経細胞を守るようなはたらきをするようです。

ツルレンゲエキス

緑内障や視力低下の一因に、眼圧が高くなることが挙げられます。

眼圧は房水の循環が悪くなり滞留することで高まります。これにより視神経細胞に障害を与えるほか、血流が悪くなって目の機能に栄養分が届かなくなり、目の疾患をさらに進行させてしまいます。

これを防ぐのが、血管内皮細胞にある酵素「Tie2(タイツー)」です。Tie2には、眼球内の毛細血管を含め隅々まで血流を届ける作用があり、目の機能に栄養分を行きわたらせます。

このTie2の作用を強めるのが、先ほど紹介した「ツルレンゲエキス」です。

ツルレンゲエキスを服用しTie2のはたらきを活性化させることにより、緑内障などの目の疾患や視力低下などを抑えられると期待されているのです。

注目すべきは、ヒトボランティアによる眼精疲労の改善効果試験において、「ツルレンゲ乾燥エキスF」の経口摂取により、負荷による視力悪化の抑制、視神経の機能向上、眼精疲労に伴う自覚症状の改善などが認められている点だ。 また、ヒト正常皮膚線維芽細胞(NB1RGB)にUV-Bを照射後、披験試料を添加し、24時間培養した実験では、「ツルレンゲ乾燥エキスF」を添加したものが濃度依存的にUV-Bによるダメージを回復させる効果があることが確認されている。

丸善製薬株式会社「単独の素材としても有効なツルレンゲ」(https://www.e-expo.net/information/tururenge/)