気功

養生気功による目の疾患への対処

中国には、病気の治癒や健康増進を目的とした「養生気功」という考えがあります。

人間は、病気になっても自然に治癒する潜在能力を持っており、この能力を最大限に引き出すことで病から自らの身体を守るという考えです。

緑内障など目の疾患、眼精疲労や目の痛みなどに対処する養生気功もあります。その代表的なものが、「パーミング」。眼の照気法ともいいます。

パーミング(眼の照気法)とは

パーミングとは、手のひらから発する「気」を目の患部にあてることで、疲れと老廃物を取り去る養生気功です。

もともと、ドイツに存在した目の体操に気功の要素を加えて生まれたもの。一般的には、目の血行や体内の液体循環を改善することによって、眼精疲労や目の充血、痛みの改善などに効果があるとされています。

緑内障も、血行不良など体内の循環が悪くなっていることが一因ともいわれています。パーミングによって血行を改善し、視神経などへ栄養を行き届かせることによって、症状の進行を抑えることも期待できます。

パーミングのやり方

パーミングは意外と簡単です。ぜひ実践してみましょう。

  1. まず、両手をこすって温めます。この動作によって、両手から「気」のエネルギーが出てきます。
  2. 温まった手を、水をすくうときのようにくぼませます。
  3. 目を閉じた状態で、「気」の出ている手で目を覆います。この際、どこからも光が入ってこないように覆い隠す(暗闇にいる感じにする)ことがポイントです。
  4. 目を開け、手の平から「気」が出ていると考えながら、ゆっくり深呼吸を繰り返します。
  5. 深呼吸を10回したら、手を放します。

以上がパーミングの一連の流れで、目から新鮮な「気」を取り込み、息を吐くときに老廃物を出すという行為です。

これによって目の疲れが取れ、視界も明るく感じるようになります。

パーミングをするときはリラックスした状態をつくることが大切です。顔の力を抜いて、自然体な形でおこなってみましょう。